零戦21型 製作記 後編

スケールモデル

デカール、ウェザリング、そして「魂」が宿る瞬間

こんにちは!Piro Styleへようこそ。
2025年の残り僅か。こちらの記事で締めくくりたいと思います。

エデュアルド「零式艦上戦闘機 21型」製作記。前回はコクピットの精密さと、下地を活かした基本塗装までをお届けしました。

今回は、いよいよ仕上げの工程です。デカール貼り、細部の塗り分け、そして機体にリアリティを与えるウェザリング。 最後には、Nineさんに撮影してもらった完成写真も公開します!

塗り分けのこだわり

このキットにはデカールが付いていましたが、非常に薄い分下地の色を拾ってしまうため、マスキング塗装を選択しました。零戦の特徴である赤色。日の丸や主翼の赤ライン、識別帯ですね。

機体色の上に赤を乗せるため、発色を良くするために下地にグレー(C311)を薄く吹いた後に赤を乗せます。 地味な作業ですが、ひと手間かけるとグッと素晴らしくなるのは料理と同じですね。

日の丸の円形マスキングは以下のツールを使用しています。
説明記事を書いていますので是非ご覧ください。(ツール紹介「DSPIAE サークルカッター」)

デカール貼り:機体に個性を

続いてデカール貼りです。 今回は「赤城飛行隊長の板谷茂機」を選択。尾翼の「AI-155」などの識別番号や細かいデカールを貼っていきます。

エデュアルドのデカールは非常にクオリティが高く、モールドへの追従性も良好ですが、尾翼など一部凸モールドが強い箇所ではデカールが浮きます。

黄色のラインには凸モールドが・・・

僕の場合、飛行機模型ではデカールの位置決め後にタミヤのマークフィットを上から軽く塗布して放置します。そうするとデカールが軟化、モールド追従してくれて仕上がりが綺麗になりますよ。
注意点はマークフィット塗布後にデカールを触らないこと!

3. ウェザリング:戦場の空気を纏わせる

綺麗に塗りあがった機体を、あえて汚していく「ウェザリング」の工程です。大胆に汚せるので僕はこの工程が好きなんですよね。

【使用ツール】

・Mr.ウェザリングカラー
マルチブラック(MB)
マルチホワイト(MW)
グランドブラウン(GB)
スティンブラウン
(SB)
Mr.ウェザリングカラー専用うすめ液

・チッピング用ペン
ジュースアップ 0.4 シルバー

  • ウォッシング: パネルラインに暗い色の流し込み。(MB70%、SB30%)
  • チッピング: 塗装剥げをシルバーペンで描き込みます。
  • オイル汚れ:足回り中心に。(MB50%、SB30%、GB20%)
  • 排気汚れ: 排気の煤汚れをエアブラシでうっすらと。(MB50%、SB50%)
  • 仕上げ:薄めの白で統一感を。(MB10%、MW90%)

「使い込まれている」をイメージして。この工程を経ることで、プラスチックの塊だった模型に、一気に「機械の重み」が宿ります。使用した塗料は以下の通り。

4. 完成!そして撮影へ

ついに完成しました! エデュアルド 1/48 零式艦上戦闘機 21型。

こちらの撮影もNineさんに依頼しました。 黒バックのライティングが、機体のディティールを極限まで引き立ててくれています。

どうでしょうか、この佇まい。 1/48スケールとは思えない密度感と、歴戦の機体のような迫力。 自分で作ったものじゃないような感覚を覚えます(笑)。


コクピットもばっちり!

製作を終えて

今回のエデュアルドの零戦、評判通りの「決定版」でした。 組み立てやすさと精密さのバランスが素晴らしく、2025年を締めくくるに相応しいキットでした。

そして何より、 素晴らしい環境で撮影することで、作品の粗も良さも全てが見え、次回作へのバトンの受け渡しが出来るような気がします。(Nineさんに感謝!)

来年もまた、皆さんに楽しんでいただけるような記事を書いていきたいと思います。 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それではまた。


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