【模型ツール紹介】精度は最強、難易度は…?「DSPIAE サークルカッター」
こんにちは!Piro Styleへようこそ。
今回は、最近購入して実際に使ってみたツールのレビューをお届けします。
模型製作において、避けては通れないのが「円形のマスキング」です。 特に飛行機模型の「日の丸」や、キャラクターモデルのセンサー類など、真円を切り出す作業って意外と難しいですよね。 コンパスカッターだと中心に穴が開いてしまったり、小さな円が綺麗に切れなかったり……。
そこで今回導入したのが、こちらの「DSPIAE MT-EC サークルカッター」です。
結論から言うと、「説明書がないし設定も難しいけれど、それをクリアすれば最強のツール」でした。 これから導入を考えている方のために、躓きやすいポイント(組み立て方)を中心に解説していきます。
製品情報
- 製品名: DSPIAE MT-EC ステップレス調整式 円形カッター
- 用途: 円形マスキングテープ、プラ板の切り出し
1. 外観と開封
まずはパッケージから。 DSPIAE製品らしい、高級感のある黒い箱に入っています。

箱を開けると、専用の赤い収納ケースがお目見え。 ツールというより、なんだか精密機器のような雰囲気です。

中身をすべて取り出してみました。 本体、ハンドル、調整用の六角レンチなどが綺麗に収まっています。 アルミ削り出しの赤と黒のアルマイト加工が所有欲を満たしてくれますね。

2. 組み立ての壁:説明書がない!?
さて、ここからが本番です。 このツール、なんと「詳しい説明書」が入っていません(または非常に分かりにくいです)。
適当に組むと絶対に失敗するので、僕が人柱となって解明した手順をご紹介します。
刃の確認と滑り止めシールを貼ろう
まず、刃(ブレード)は非常に小さいので注意してください。ケースの蓋の裏などに収納されていることがあります。

また裏面に滑り止めシールを貼りましょう。

【注意点①】極小スプリングと磁石のトラップ
組み立てで一番の難所がここです。 黒いキャップの中に、小さいスプリング×2と磁石が入っています。


- 磁石: 刃を吸着して保持するためのもの(凹が刃側)
- スプリング: 刃にテンションを掛けるもの

この写真の赤いパーツ(ホルダー)の内部にこれらを仕込むのですが、刃側からスプリング・磁石(凹が刃側)・スプリングという順番で入れてください。
僕が購入したものは刃側に磁石の凹側が来ていませんでした。そのまま使用すると刃が固定されず精度が出ません。
【注意点②】使用前は「刃の位置」を上げる!
無事に刃をセットできたら、早速切りたいところですが……ちょっと待った!
初期状態や、刃を取り付けた直後は、刃が出すぎている場合があります。 そのまま回すと、カッターマットを貫通したり、刃が欠けたりする恐れがあります。

上部のダイヤルを調整して、最初は「刃を一番引っ込めた状態(上げた状態)」にしておきましょう。 そこから、試し切りをしながら少しずつ刃を出していくと上手くいきました。
実際に使ってみた:零戦の「日の丸」
組み立てと調整には少し根気がいりましたが、準備さえ整えばこっちのものです。 実際に、製作中の「零式艦上戦闘機」の塗装で使ってみました。

綺麗に日の丸が塗装出来ました! コンパスカッターでは難しいサイズの円も、歪みなく真円で切り出すことができました。 中心に針穴が開かないのも、このタイプのカッターの大きなメリットですね。
まとめ:乗り越える価値のあるツール
正直、「買ってすぐ使える親切設計」ではありません。 しかし、そのセットアップの面倒くささを補って余りある「精度の高さ」と「使い心地」が手に入ります。
特に飛行機モデラーの方や、メカモデルで円形マスキングを多用する方には、強力な武器になること間違いなしです。 気になった方は、ぜひチェックしてみてください(バネの紛失には気をつけて!)。
それではまた。
▼ 今回紹介したツール:


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