アムロが乗る「優しき機体」を目指して
こんにちは!Piro Styleへようこそ。
今回から振り返る過去作品は、僕にとっても思い入れの深い一作です。
「MG 1/100 リ・ガズィ (ユニコーンVer.)」を使用し、逆襲のシャア・アムロ機として製作しました。アムロが性能に劣るリ・ガズィでシャアに立ち向かう冒頭のシーン、痺れますよね!そんな当時の思い出を詰め込み、2024年のモデフェス(Modelers Festival)で展示した作品です。
今回は、そのこだわりが詰まった【工作編①:頭部&胸部改修】を振り返ります。
1. 頭部改修:CCA時代のアムロに相応しい「顔」
コンセプトが「アムロ機」だからこそ、顔の造形には特にこだわりました。 リ・ガズィ本来の精悍さだけでなく、CCA時代のアムロが持つ「優しさ」を表現したかったのです。

改修のポイントは以下の通り。
- フェイスガードのボリュームアップ 側面のフェイスガード部分をパテでふっくらと成型。「兵器」としての鋭さよりも、アムロ機としての包容力を持たせるために厚みを出しました。
- バイザーの形状変更 マスクと比較し小さく感じたので、トサカ前方のバイザー部分にパテを盛りラインを整えました。
- おでこのボリューム増し こちらも正面のおでこに0.5mmプラ板を貼り付けボリュームアップ。
- その他 フェイスガードの位置を下げ調整。ツインアイは切り出して、大きめに加工しています。隈取やフェイスのモールドを深めに掘るのもポイントです。
2. 胸部改修:Zの系譜
続いてボディ、胸周りの改修です。 ご存じの通り、リ・ガズィ(Re-GZ)は「Refined Gundam Zeta(リファイン・ガンダム・ゼータ)」の略称で、『機動戦士Zガンダム』のZガンダムの量産化を目指して開発された簡易可変型モビルスーツです。その記憶(遺伝子)をこのリ・ガズィにも色濃く反映させたいと考えました。

主な改修点は4つです。
- ① 胸ダクト改修 ここが「アムロ機」たる一番の主張ポイントです。力強さを出すために、胸ダクトを上方へ移動させます。胸部センサーを削り取り、パテで土台を作ったうえでプラ板で成形しました。黄色いダクトパーツには「MG ゼータガンダム Ver.Ka」のものを流用し、よりシャープに見えるようエッジ処理をしました。また画像にはありませんが、胸部センサーは2mmプラ棒で作成してます。
- ② コクピットブロックの延長 コクピットハッチ周り(紫色のパーツ先端)をパテで延長。
- ③ 腹部延長 腹部稼働軸で3mm延長しスタイルアップ。 延長でできた隙間はプラ棒で丁寧にディテール埋めを行いました。
- ④ 脇腹のボリュームアップ 脇腹下部に1mmプラ板を貼り足し、華奢な印象を払拭。アムロが操るに足る、どっしりとした安定感を演出しました。
エポパテの選定について
- タミヤ エポキシ造形パテ(高密度タイプ)
- [選定基準] 顔の造形、指の自作、鋭いエッジを出したい武装の作成など、細かいディテールを彫り込みたい時に最適です。
- タミヤ エポキシ造形パテ(速硬化タイプ)
- [特徴] 黄緑の箱。高密度より軽く、早く固まります。
- [選定基準] 迷ったらコレ。 パテ改修の入門用としてバランスが良いです。
- ウェーブ・エポキシパテ[軽量タイプ](グレー)
- [特徴] とにかく切削性が良いです。硬化後もサクサクと軽く削れるため、整形作業が苦になりません。
上記の選定基準から①ダクト改修の土台はB、②のコクピットブロックはAというように使い分けています。僕は基本タミヤで事足りるのでCはあまり使わないです。
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次回予告
というわけで、まずは「アムロ専用機」としての説得力を持たせるための上半身工作編でした。 2024年のモデフェスで多くの方に見ていただいたこの機体、実は下半身にもこだわりが詰まっています。
次回は【工作編②】。 腰回りや脚部、そしてバックパックの改修箇所を振り返ります。 全身像がどう仕上がっていったのか、お楽しみに!
ではまた。


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