MG リ・ガズィ 塗装・完結編

 

こんにちは!Piro Styleへようこそ。

ついに完成しました、「MG リ・ガズィ」! 前回までの徹底的な改修を経て、ようやく塗装・デカール貼りが終わり、ロールアウトです。

今回は「塗装・完結編」として、こだわりのカラーリングレシピや、仕上がりのポイントをご紹介します。 「ただの量産機とは言わせない」、そんな主役機級の風格を目指して仕上げてみました。

「逆襲のシャア」の空気感と、模型展示の「映え」

塗装するにあたって一番悩んだのが、「作品の持つ重厚さ」「模型展示会で映える鮮やかさ」のバランスです。

「逆襲のシャア」という作品は、宇宙世紀の戦争を描いた大人びたトーンが特徴で、リ・ガズィの設定色も本来は少し緑がかった、落ち着いたティールブルーですよね。 ただ、それをそのまま再現すると、模型として飾った時に少し沈んで見えてしまうことを懸念しました。

そこで今回は、アムロ・レイが搭乗した「ヒロイズム」と、兵器としての「リアリティ」の両立を目指しました。

  • 重厚感(CCAの作風): 下地を完全な「黒」から立ち上げることで、装甲の奥にずっしりとした金属の重みを残しました。これで宇宙世紀の兵器らしい「鉄の匂い」を表現。
  • 鮮やかさ(展示映え): その上に乗せるメインカラーには、あえて濁りのない(C)スカイブルーを選択。黒下地のおかげで軽薄にならず、かつ照明の下ではパッと目が覚めるような「主役機らしい青」に発色してくれます。

「暗い宇宙空間でも識別できる鮮烈な青」でありながら、「戦場をくぐり抜けてきた重み」も感じる。 そんな”模型映えする逆シャアカラー”を狙ってみました。

BWSは「背負わない」展示で

前回の記事でも少し触れましたが、今回は巨大なBWS(バック・ウェポン・システム)を装備させず、アクリル台座に真鍮線3mmを立てて「背後に浮かせる」ディスプレイを採用しました。

改修してマッシブになったリ・ガズィ本体のプロポーションを隠すことなく、かつBWSの戦闘機としての造形美も同時に楽しめます。 「ドッキング直前」のような緊張感があって、我ながらお気に入りの構図です。ギュネイのファンネルにBWSが破壊されるシーン、好きなんですよ(笑)。

塗装レシピ

今回の塗装に使用したカラーレシピです。 「あの色、何を使ったの?」と気になった方は参考にしてみてください。

  • 装甲ブルー(濃い青)
    • 下地:黒 → (C) スカイブルー
  • 装甲ホワイト(薄い青白)
    • 下地:黒 → (G) ブルーホワイト + (C) スカイブルー微量
  • フレーム・関節
    • 下地:黒 → (G) フレームアームズ・ガールカラー アーマーグレー
  • コクピットハッチ・赤パーツ
    • 下地:黒 → (C) 赤 + (C) ホワイト微量
  • 胸部ダクト・黄色パーツ
    • 下地:白 → (G) メカトロウィーゴカラー れもん
  • バーニア内部
    • 下地:黒 → (G) メカトロウィーゴカラー れもん + (G) 橙黄色微量
  • ライフル・武器類
    • (G) ニュートラルグレー、(C) グレーバイオレット

今回の立ち上げ塗装について
面の中央から円を描くように広げ、一度で発色させようとせず薄く重ねていきます。エッジ部分の影を消しすぎないよう、「もうちょっと塗りたい」と感じた瞬間こそが最高のやめ時。 この「寸止め」の勇気が、重厚で美しいグラデーションを生み出しますよ!
濃い青パーツのエッジ影は多く残すように意識しました。特にシールドなど目立つ箇所はより不均一さを出すために、部分的にステンシルシートを使用しています。

デカールで情報量をコントロール

仕上げのデカールは、宇宙世紀の機体らしい密度感を出すために、Ver.Ka(カトキハジメ)を中心に使用しました。

これらを組み合わせることで、「ロンド・ベル隊のエース機」らしい説得力が生まれたと思います。特にシールドや肩のマーキングが良いアクセントになりました。


2024モデラーズフェスティバルの様子

というわけで、MG リ・ガズィ完成編でした。 苦労した甲斐あって展示会でも沢山の方にご覧いただきました。現在はみんなの工作ベースさんで展示させて頂いています。
最近はMG 1/100 リ・ガズィ (逆襲のシャアVer.)があるので比較的入手しやすいキットだと思います。是非チャレンジしてみては如何でしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。 また次の製作記でお会いしましょう!
それではまた。


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