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こんにちは!Piro Styleへようこそ。
模型を作っていて、地味だけど意外と困るのが「パーツをどう持つか」です。ヤスリがけ程度なら指でつまんだまま作業することもありますが、スジボリや平面出しなど、パーツをしっかり安定させたい加工になるとそうはいきません。
僕もこれまで卓上バイスやミニバイスを使ってきました。固定力はあるのですが、小さな模型パーツを固定しようとすると、そのパーツに合わせて挟み方を工夫する必要があります。ちょっと固定したいだけなのに、そのための準備がひと手間かかる。これが僕にとっては意外と大きくて、普段から気軽に使う工具にはなっていませんでした。

そんなとき、Xのタイムラインで見たのがアイガーツールの「お手万くん」でした。卓上へ固定するのではなく、工具そのものを手のひらで持ってパーツを保持する。これなら普段使いできそうだと思い、早速購入してみました。
今回は実際に模型製作で使ってみた感想と、使っていて気になった部分を改善するために行ったネジ交換について紹介します。
この記事でわかること・卓上バイスとの使い分け
・お手万くんを模型で使った実際の使用感
・Tネジを交換して握りやすくする方法
卓上バイスは固定できるけど、普段使いしにくかった
これまでパーツをしっかり固定したいときには、卓上バイスやミニバイスを使っていました。固定すること自体が目的なら、もちろん便利な工具です。
ただ模型のパーツは形も大きさもバラバラです。パーツを傷つけず、しかも加工中に動かないように固定しようとすると、挟み方を考えたりパーツに合わせてひと工夫したりする必要が出てきます。

じっくり腰を据えて加工するときならそれでも問題ありません。でも製作途中で「ここだけ少しスジボリしたい」「このパーツだけしっかり持って削りたい」という場面では、もう少し気軽に使えるものが欲しくなります。僕が探していたのは卓上バイス以上の固定力を持つ工具ではなく、指でパーツを持つ感覚の延長で使える保持工具だったんだと思います。
「お手万くん」は手に持って使える小さな万力
そこで購入したのが、アイガーツールの「お手万くん」です。

全長120mm、重量36gの小さな工具で、一般的な卓上バイスのように机へ固定するのではなく、パーツを挟んだ状態で本体ごと手に持って使用できます。
僕が注目したのはこの使い方です。パーツを工具へ固定してから作業台へ設置するのではなく、パーツを挟んだお手万くんそのものを持って作業する。この違いが、模型では結構大きいと感じています。
実際に使うと「手のひらで保持できる」のがいい
実際に使ってみて一番良かったのは、単純な固定力よりも持ち方でした。小さなパーツを直接持つ場合、親指と人差し指などでつまむことになり、保持する力も指先に集中します。
お手万くんの場合は、パーツを工具側で挟んだうえで、本体を手のひらで包み込むように持つことができます。

指だけでパーツをつまむのではなく、手のひら全体を使って保持できる。僕が欲しかったのは、この感覚でした。
スジボリのように固定したい作業で使いやすい
実際に使っているのが、スジボリなど、パーツ側もしっかり安定させたい作業です。
スジボリでは、工具を動かす側だけでなくパーツ側が動かないことも重要になります。指で小さなパーツをつまみながら作業すると、保持することにも意識を使ってしまいます。お手万くんにパーツを挟んでしまえば、手のひらで本体を包むように保持できるので、僕の場合はかなり安定させやすくなりました。

しかも卓上バイスとは違い、自分の手で持っているのでパーツの角度も変えられます。完全に机へ固定するのではなく、しっかり保持しながら作業しやすい向きへ自由に動かせる。ここが、お手万くんを模型で使う大きなメリットだと感じています。
気になったのは純正のTネジ
ただ、実際に握ってみると気になるところもありました。純正のTネジです。

僕の持ち方だと、お手万くんを手のひらで包み込むように握ったとき、このTネジが人差し指に当たります。握るたびにネジが指に当たるのは少し気になったので、このネジを交換してみることにしました。
「ステンHS アンスコ 4×5mm」へ交換
交換に使用したのは、ステンHS アンスコ 4×5mmです。

純正Tネジを外して交換します。

交換すると、横へ飛び出していたT字部分がなくなります。

これで手のひらに包み込んだとき、人差し指へネジが当たりにくくなりました。僕の場合は、こちらの方がかなり握りやすいです。
ネジ交換後は2mmの六角レンチが必要
もちろん、良いことばかりではありません。純正のTネジなら指で回すことができますが、アンスコへ交換すると締め付けに工具が必要になります。使用するのは2mmの六角レンチで、僕は100均で売っているものを使っています。

純正Tネジは工具なしで締められる代わりに、僕の場合は握ると指に当たります。交換後は握りやすくなる代わりに、2mmの六角レンチが必要になる。そういう違いがあるので、このネジ交換は「お手万くんを買ったら絶対にやるべきカスタム」というわけではありません。まずは純正状態で使ってみて、僕と同じようにTネジが人差し指に当たるようであれば、試してみる価値があると思います。
僕の場合は、六角レンチを使うひと手間よりも、握ったときに邪魔にならないメリットの方が大きかったので、この状態で使い続けています。
お手万くんが向いている人
実際に使ってみて、お手万くんは卓上バイスの代用品というより、別の役割を持った工具だと感じました。卓上へガッチリ固定して力をかける加工なら、これまで通り卓上バイスの方が向いている場面もあります。
一方で、指で持つには不安定だけど卓上バイスを使うほどでもない、そんな模型製作中のちょっとした加工には、お手万くんがちょうどいいと感じています。

特に僕のように、スジボリなどでパーツを安定させたいけれど、自分の手で角度を変えながら作業したい人には相性がいいと思います。
まとめ|「固定する」より「持ちやすくする」工具
お手万くんを購入するまで、僕はパーツ保持というと「どう固定するか」を考えていて、そのために卓上バイスやミニバイスも使ってきました。でも実際に使ってみて感じたのは、模型では必ずしも机へガッチリ固定する必要はないということです。
パーツそのものを指でつまむ代わりに、お手万くんを手のひらで持つ。それだけでも、スジボリのような作業ではパーツをかなり保持しやすくなります。そして気になった純正Tネジを「ステンHS アンスコ 4×5mm」へ交換することで、さらに手の中へ収まりやすくなりました。締め付けに2mmの六角レンチが必要になるというデメリットはありますが、100均のものでも問題なく使えています。
卓上バイスを準備するほどではない、でも指だけでパーツを持ちながら加工するのはちょっとやりにくい。お手万くんは、そんな模型製作のパーツ保持の隙間を埋めてくれる工具として、これから普段使いしていけそうです。
お手万くんが気になる方は、現在の価格や取扱状況をこちらから確認できます。
ほかの工具や塗装環境の記事は、工具・塗装ガイドにまとめています。
それではまた。


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